シックハウスの現状

業界はほとんど対応しきれていないシックハウス対策

「シックハウス症候群」「VOC(揮発性有機化合物)」は沈静化されたと捉えられている一方で、いまだに大規模シックスクール問題が紙面を賑わすなどしています。記事にならないような事例も多々あることを鑑みますと、まだまだ真剣に取り組まねばならない問題であると認識できます。
昨今「低ホルムアルデヒド」をセールスポイントとしている企業が増えていますが、「シックハウス症候群」に対して、業界はほとんど対応しきれていないのが事実です。(現在では、低ホルムは当り前、それ以外の物質が問題です。行政も対応しきれていないのです。)
つまり一般の消費者は正しい情報を伝えられていないのです。

メーカーの説明 シックハウスのプロから見ると・・・
1.環境の変化?そのうち慣れる
「新築時(リフォーム時)は 環境が 変化しますから、体調がくずれやす いものですよ。そのうち、慣れていき ますよ。」
  • (1) どれだけ下回っているのかを明示していない。
  • (2) 「F☆☆☆☆(フォースター)建材や資材を使用しているからシックハウスにはならない」という誤った認識がまかり通ってしまっている。
2.我が社の建材は安全です
「基準値以下の建材を使用しているので安全です。」
  • (1) 化学物質は建材だけでなく、家具、家電、カーテン、コーティング等のあらゆる物質からも発生する。
  • (2) 複数の建材を使用することで新たに化学物質が発生する可能性が高い。(化学的な二次変化)
  • (3) 家具、家電、カーテン、コーティング(入居後の持込物)はシックハウス症候群の規制に入っていない。
3.シックハウス用に換気システムを設置
「当社は改正建築基準法に対応して、換気システムを完備しています。」
改正建築基準法に基づいて、換気システムは設置されているが、有機化合物は室内の下部(床上30cm以内)にたまるため、 吸引だけの換気システムではVOC(揮発性有機化合物)を軽減する可能性は低い。

より厳しくなる地方自治体

建物竣工時に化学物質測定を義務づけする自治体が増えると共に、最近では、ホルムアルデヒド、トルエン、キシレンなどの数項目だけではなくT-VOC(総揮発性有機化合物)まで測定を指示する自治体も現れています。

ビルダーとして消費者の安全性を確保しなければいけないが、事前の打ち合わせ(アレルギー体質等)から、引き渡し時の性能表示を持ってサービスと安全性の情報開示をすることで、その後のトラブルを避けるためにも、確実な測定・診断をご検討下さい。

シックハウス対策に係る改正建築基準法の概要

2003年7月1日より、建築基準法が改正になりました。シックハウス症候群に関わる新たな規制は下記の3つです。

  1. (1) 規制対象とする化学物質
    クロルピリホス及びホルムアルデヒドとする。
  2. (2) クロルピリホスに関する規制
    居室を有する建築物には、クロルピリホスを添加した建材の使用を禁止する。
  3. (3) ホルムアルデヒドに関する規制
    • A. 内装の仕上げの制限
      居室の種類及び換気回数に応じて、内装仕上げに使用するホルムアルデヒドを発散する建材の面積制限を行う。
    • B. 換気設備の義務付け
      ホルムアルデヒドを発散する建材を使用しない場合でも、家具からの発散があるため、原則として全ての建築物に機械換気設備の設置を義務付ける。
    • C. 天井裏等の制限
      天井裏等は、下地材をホルムアルデヒドの発散の少ない建材とするか、機械換気設備を天井裏等も換気できる構造とする。(*厚生労働省が策定した室内濃度指針値の図)

行政の規制だけで大丈夫?

行政で規制しているのは、ホルムアルデヒドとクロルピリホスのみです。
その他の化学物質の規制は一切されていないのが現状です。

気になる方はシックハウスチェック
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